無気力・自尊心が低い人はセルフエスティームを見直そう

セルフエスティームが重要

今回は、セルフコーチングを実践していたものの、無気力で自尊心が低下し、設定したゴールもどんどん色褪せて、自暴自棄になっている人向けのお話です。

・無気力でwant toなゴールなんて浮かばないよ!

・やりたい事なんてない!

・とにかく今が辛い!救われたい!

この様な状況に置かれた人が救いを求めてコーチングの情報に辿り着くケースは多いものですが、なかなか上手くいかないケースが多いのも事実です。とくに無気力状態にある人は、セルフエスティームが極端に下がっている可能性があります。

ネットや苫米地博士の書籍などでセルフコーチングをいくら勉強しても、理論や内容は理解出来たとしても、「よし、want toなゴールを設定しよう!」「よし、ワークをやろう」という気にならない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、エフィカシー以前にセルフエスティームがいかに重要かを説明しており、読んだあとは無気力から脱出し、wanttoなゴールを設定できるようになります。

セルフエスティームとエフィカシー

まず、セルフエスティームとは、自尊心のことです。

そして、(セルフ)エフィカシーとは、自己能力の自己評価を意味します。

この2つは似ているようで大きく異なります。

・セルフエスティームが高い=能力に関係なく自分は価値ある存在だと思える状態

・エフィカシーが高い=自分は~を出来ると思える状態

エフィカシーが高くてもセルフエスティームが低いと、「何もする気になれない・してもよいと思えない」という、奇妙でとても苦しい精神状態になってしまいます。周囲から見てとても能力も高い人なのに「自分なんて…」と、自尊心がとても低い人がいますよね。まさに、高エフィカシーで低セルフエスティームの状態です。

コーチングではエフィカシーについては書籍でも多く語られていますが、苫米地博士の書籍でも、このセルフエスティームについて詳しく述べられているものは意外に少なかったりします。

セルフエスティームが低いと自分のやりたいこと=wanttoすら分からない

セルフエスティームが低ければ、そもそも現状の外側にゴールを設定したり、アファメーションを唱えたり、セルフコーチングを実践するエネルギーすら沸いてこなかったりします。

セルフコーチングの基本的な作業としては、

・心からやりたいことでゴール設定

・ゴール達成に必要なエフィカシーを上げる

・そのためにセルフトークを改善し、アファメーションを唱える

・ゴールの世界へセルフイメージを書き換えるべくビジュアライゼーション

大体こんな感じです。

コーチングの本質を一言で表すと「エフィカシーを上げること」と苫米地博士も言っています。

しかし、セルフエスティームが低い人は、最初の「心からやりたいことでゴール設定」の段階でつまずいてしまう訳です。

エフィカシーは「あくまでゴールを設定していること」が大前提

そして、エフィカシーは「ゴール達成の自己能力の自己評価」とハッキリ定義されています。

つまり、当たり前ですが、ゴールが設定されていなければエフィカシーを上げる必要がない訳です。アファメーションにしてもセルフトークマネジメントにしても、あくまで設定したゴールに対して「私ならできる」「私はゴール達成できる人間だ」というセルフイメージに書き換えていく訳です。

しかし、ゴールがあやふやだったり、そもそもゴールを設定していない人は、現状の「内側」にセルフイメージを留まらせていたり、ワクワクするゴールが浮かばなかったりします。

これは、多くの人が見落としている点でしょう。

セルフエスティームを上げるには?

では、このセルフエスティームを上げるにはどうしたらよいのでしょうか?とても簡単で、即効性のある方法をお伝えします。

プチ成功体験を積んで自尊心のシャワーを浴びる。

自分で決めた小さなミッションを実行し、小さな成功体験を積み重ね自分を褒める。

たったこれだけです。成功体験というと、大それたものをイメージがちですが、

  • 映画を一本観ると決めて観る
  • 本を10ページだけ読むと決めて読む
  • 好きな漫画を読むと決めて読む
  • 散歩すると決めて散歩する
  • コンビニでお菓子を買ってくると決めて買う

こんな程度のことで良いのです。

重要なのは、小さなことで良いので「自分で決めたこと」を実行してみることです。

そして、ノートや手帳に記録することを強くお勧めします。

あっという間に、出来たことで埋まるはずです。

精神科医の方が提唱している3行アウトプットというワークがありますが、これも同じ理屈です。

  • 近所の人に挨拶した
  • 自分のビジネスに関する調べものをした
  • 午前中に散歩できた

この程度でよいのです。「飼っている猫が今日も可愛いと感じた」など、もっと些細なことでも構いません。全て成功体験です。

こうした本当に些細な成功体験をノートに記録することで可視化していけば、潜在意識がセルフエスティームをドンドン上げていきます。

目安として2週間ほど、毎日のプチ成功体験を書き出していきましょう。身体性を伴うノートや手帳に手書きでアウトプットする方がより効果的です。

  • 無気力になったらセルフエスティームが低がっているかも
  • セルフエスティームUPには自分で決めたプチ成功体験を繰り返す
  • プチ成功体験をしたら声に出して自分を褒める

ぜひ、試してみてください。やってみた感想もお待ちしています!

タイトルとURLをコピーしました