
ゴールへの臨場感が薄れていく原因と対策
大きなゴールを設定しても、しばらくすると臨場感が薄れ、あれ?自分はどんなゴールを設定していたっけ?と忘れてしまうほどゴールがボヤけてしまうことはよくあります。
気が付いたらゴール達成に向けた行動を何一つやっていなかったり、アファメーションも最近やっていない、と気付き、自分にはセルフコーチングが向いていないんじゃないか?と、落ち込むことはありませんか?
ここでは、こうしたゴールへの臨場感が薄れていく原因とその解決方法をお伝えします。
ドリームキラーや潜在的ドリームキラーによってエフェカシーがいつの間にか下がっている
ゴールへの臨場感が薄れていく最も大きな現在は、ドリームキラーの存在ですが、注意したいのは、目に見えない、潜在的ドリームキラーの存在です。
どういうことかというと、私たちは日常生活で想像以上に多くのネガティブな人たちに囲まれて生活しています。日々何気なく耳にする誰かの会話からも、ドリームキラー的なメッセージを受け取っています。
例えば、カフェや居酒屋などで、隣の席から聞こえてくる、
「今の仕事は本当に嫌だけどまだまだ住宅ローンを払っていかなきゃいけないから…」
とか
「あいつは身の程をわきまえずに高望みし過ぎなんだよ」
など、コーチングを実践している人間からすると、とんでもなくネガティブな発言が巷には溢れています。
たとえ直接言われていなくても、潜在意識が「やっぱり皆そう考えるのが普通なんだよな…」と、受け入れてしまうことがあります。
もっと言えば、日々テレビを見ているとCMでもバラエティでも「転職」「老後の資産」など、広告代理店が作ったコンテンツから「お金こそ人間の幸福である」と言わんばかりのメッセージが垂れ流しの状態です。
そんな環境ですから、セルフコーチングを実践する人は意識してこれらの潜在的ドリームキラーを意識して排除する必要があります。
そうしないと、知らず知らずのうちに典型的な資本主義の洗脳に無意識が書き換えられてしまうからです。
日常のコンフォートゾーンに引き戻されてしまった
同じように、環境も重要です。
私たちは高いゴールを設定しても、部屋や職場、付き合う人々など、自分を取り巻く環境はまだ変わっていないことが多いです。
設定したゴール世界の臨場感が高ければ、現状はその世界観に見合ったコンフォートゾーンでないため、居心地が悪くなるはずですが、付き合う人や住環境などが過去や現在の延長線上のままだと、知らず知らずのうちに引き戻されてしまいます。
ゴール設定が間違っている(偽物のゴールを設定してしまった)
セルフコーチングが初めての人が陥りがちなのが、そもそもゴールが正しく設定できていないというケースです。よくあるのが「今より月収5万円UP」などの、ますます現状に縛り付ける「現状の内側のゴール」を設定してしまっていることです。
ゴール設定のルールは、
・止められてもやりたいこと
・現状の外側
この2つが基本です。
ゴールは現状の外側に設定しなければ、スコトーマが外れません。スコトーマが外れると、今見えているもの全てに対しての認識が書き換えられます。
すると、付き合う人や住環境や職場など、全ての環境に対して「ゴール達成にあたって重要かどうか」という視点が生まれてくるはずです。
場合によってはすぐに今の仕事を辞めたくなったり、付き合う人間を変えたくなったりします。
ゴールへの臨場感を上げる方法
ハイエフィカシーな環境に身を置く
セルフコーチングあるあるですが、抽象度の高いゴールを設定していると孤独になりがちです。
ゴールは基本、誰にも打ち明けないことがセルフコーチングにおいても重要なルールですが、これが裏目に出て、例えば、不本意な残業や付き合いだけの飲み会など、ゴールに関係のない誘いがあった時に「そんな事に時間を費やしている暇はない」と言えずに、他人のコンフォートゾーンに身を置いてしまうのは本末転倒です。
せっかく高いゴールを設定しても、want toなゴールではあるけど、達成しなくても誰からも文句を言われたりしないため、ゴールとは関係のない飲み会や会社の課外活動に参加するなど、惰性でゴールとは関係のないことに時間を費やしてしまいがちです。
こうならないためには、ハイエフィカシーな人と繋がることが大切です。
要するに、自由で高いゴールを持っていそうな人や自信に溢れた未来思考の人たちです。
周囲にそんな人はいないという場合、ゴールに関係するセミナーやワークショップなどに参加してハイエフィカシーな人の雰囲気を肌で感じることをお勧めします。
これは、知識だけでセルフコーチングを実践しようとして壁にぶち当たっている人はぜひ試してみてほしいことです。
プロのコーチをつける
このサイトは基本的にセルフコーチングの実践がテーマではありますが、ゴール設定・ゴール達成への道を最も早くするのは「コーチをつけること」であることは言うまでもありません。
今だけセルフコーチングのみで実践し、ゴール達成の過程で「資金を得たタイミングでコーチをつける」というサブゴールを設定するのもオススメです。
アファメーションとビジュアライゼーションの量を増やす
ゴールの臨場感が薄れる原因の典型例として「アファメーションやビジュアライゼーションの実践量が足りなさ過ぎる」ということが挙げられます。
月に1回、週に1回では少な過ぎます。無意識のうちに行える様になるまで、理想は毎日、少なくとも1日おきくらいのペースで実践しましょう。
・潜在的ドリームキラーがいないかを意識する
・環境を変える
・アファメーションやビジュアライゼーションの実践量を見直す